書誌のオンライン検索 岩崎文庫 善本 画像データベース

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岩崎文庫 善本 画像データベース


 この画像データベースは、岩崎文庫の善本のうち、日本において、奈良朝—平安朝期に書写された漢籍の古写本を選んで、全頁資料として作製したものである。中国では唐代に当たる時期の写本で、他には殆ど存在しない貴重な古文献の資料である。  

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2007/3/22公開 8/24解題追加 10/31画像追加
日本学術振興会 平成18〜科学研究費補助金の成果です。

分類別リスト書名リスト

国宝
 経部
 史部
 集部
重要文化財
奈良時代
平安時代
鎌倉時代・南北朝
室町時代
江戸時代
 経部
孝経
【書名】御註孝経
【編著者】唐玄宗皇帝註
【書写事項】〔江戸後期〕拠享禄四年(1531)三条西実隆奥書写天文三年(1534)三条西公條加点本景写
【巻冊】大一冊
【書誌事項】三椏薄様紙楮紙貼付、後補茶色表紙
書形27.0×19.8㎝
無辺無界(第一丁単辺有界)毎半葉5乃至6行毎行15字内外字高約23.5㎝
巻末本奥書「後小松院御読書之始吾高祖父/後押小路内府公忠奉書進之本也/先考後三条入道左府禅空不慮/相伝以所付予也今与亀童公以/令知孝者徳之本也/文明十八姑洗下浣日/桑門祥空/此本龍翔院右府防州下向之日/被随身之予記往事以便風求/之則書写畢於本者返送彼/国者也/享禄辛卯後五月下澣苾芻堯空」又「右件本端一両枚有点予覓他本加朱墨両点ヲ(師元奥書本也)/于時天文第三六月十六日凌炎蒸終功ヲ 都督郎公條」
朱ヲコト点(博士家点)・朱句読・墨筆返点・合符・四声点
【解題】孝経は、十三経の一で、曾参の門人が孔子と曾参との孝道に関する問答を筆録したものといわれる。日本には早く伝わり、養老律令には孝経に関する学令が規定されていて、孔・鄭二注の行なわれたことが知られる。 本書は、享禄四年(1531)三条西実隆奥書本を実隆男公條が他本と対校した加点本を底本として、江戸後期に薄様紙に透写したもの。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.33)
【請求記号】一-C-7
画像

四書
【書名】論語集解十巻
【編著者】魏何晏集解
【書写事項】〔江戸初期寛永頃〕鈔本
【巻冊】半五冊
【書誌事項】改装渋引表紙
打付書「論語幾之幾/篇名」
書型22.9×16.0㎝ 単辺17.0×12.5㎝
有界毎半葉8行毎行13字内外注文小字双行
眉上音義注書入
本文同筆朱墨訓点・朱引・朱句読、同時期別細筆訓注
印記「以山」「雲邨文庫」
【解題】論語は儒教経書の一。孔子とその門弟との問答及び高弟の教訓的説話を編纂したもの。全20篇よりなり、孔子の教を知るため根本的な書である。
(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.34)
【請求記号】一-C-38
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小学
【書名】韻鏡
【編著者】宋張麟之編
【書写事項】天文八年(1539)釈文澄拠享禄元年(1528)跋覆宋慶元三年(1197)刊本鈔
【巻冊】大一冊
【書誌事項】原装淡香色表紙、江戸前期栗皮覆表紙
原表紙打付書「韻鏡全」、後補覆表紙新補書題簽「韻鏡 天文八年鈔本」
書形25.0×18.2㎝ 単辺22.0×15.1㎝
有界毎半葉8行毎行20字
巻末本奥書「享禄戊子孟冬初一日/正三位行侍従臣清原朝臣宣賢」又書写奥書「□□年己亥三月吉日書写畢執筆文澄歳次三十八才」
本文同筆墨筆四声点・振仮名・朱引・朱返点合点合符、朱筆四声点・校合注・傍注
【解題】本書は、享禄元年(1528)跋刊拠宋慶元三年(1197)刊本を移写したものであり、序跋、書目等を同じくし、「慶元丁巳重刊」の木記もある。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.12)
【請求記号】一-C-2
画像
 国書