書誌のオンライン検索 → | 岩崎文庫 善本 画像データベース |
この画像データベースは、岩崎文庫の善本のうち、日本において、奈良朝—平安朝期に書写された漢籍の古写本を選んで、全頁資料として作製したものである。中国では唐代に当たる時期の写本で、他には殆ど存在しない貴重な古文献の資料である。
分類別リスト | 書名リスト |
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国書 | ||||
【書名】 | 錦綉段不分巻 | |||
【編著者】 | 釈龍澤(天隠)編 | |||
【書写事項】 | 康正二年(1456)釈龍沢自筆本 | |||
【巻冊】 | 大一冊 | |||
【書誌事項】 | 改装〔幕末期〕水縹色市松文織出絹表紙 見返し香色石畳文様尽蝋箋紙 原書題簽「錦綉段」貼付 書形24.0×18.3㎝ 無辺無界毎半葉13行毎行21字字高約20.0㎝ 奥書「康正丙子林鐘十有七日也 天隠龍沢撰」又〔江戸中期〕写通行跋文貼付 識語「此錦綉段壹冊/天隠和尚真蹟也寔而為希/世珍莫随摸稜手/首夏下旬/真珠菴/宗玄證焉(朱印「主玄」「不識弌味」)」(巻末遊紙表) 別筆〔江戸中期〕極書「錦綉段/南禅寺天隠和尚/正筆」貼付(同裏) 本文同筆朱引・朱句読・平仄、墨筆合符・返点、〔江戸中期〕校異・音義注 印記「雲邨文庫」 | |||
【解題】 | 本書は、撰者天隠龍沢の自筆稿本と見られる。極書筆者宗玄は〔江戸中期〕の大徳寺第二百三十五代宗玄天岸か。通行跋文とは、江戸期刊本に付されるもので、「近有新編新選二集而出自中唐至元季毎編/千餘種童蒙者往往倦背誦余暇日采摭為三百/二十八篇又自書以与二三子令誦之庶幾知鳥獣草木之名云/庚正丙子林鐘十有七日也 黙雲龍沢」とある。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.15) | |||
【請求記号】 | 一-C-8 | |||
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【書名】 | 錦繡段不分巻 | |||
【編著者】 | 釈龍澤(天隠)編 | |||
【書写事項】 | 元亀二年(1571)写本 | |||
【巻冊】 | 大一冊 | |||
【書誌事項】 | 原装本文共紙表紙、後補渋刷毛目覆表紙、本文楮斐交漉紙 原表紙打付書「錦繍段全部」、後補表紙書題簽「錦繍段」又右上「元亀二年四月書写」 書型25.8×17.6㎝ 単辺20.3×15.1㎝ 有界毎半葉9行毎行20字 本奥書「康正丙子林鐘十有日也 前建仁 黙雲叟 天隠叟龍沢」 書写奥書「于時元亀二年〈辛/未〉四月吉日 筆者□□(二字分切取)書之」 裏表紙裏識語二種あり 本文同筆朱引・朱句読、朱墨返点、〔江戸中期〕墨筆訓注 印記「硯湖秘蔵奇書之壹」「硯湖秘笈」「徳居」「尚古斎」「岡兼」「雲邨文庫」 | |||
【解題】 | 識語二種には、「近世唐明之詩体学之錦繍段不読/自元亀二辛未至寛政二庚戌二百十年古/本故除置」「然室天叟ハ康正時代ノ僧トミユ五山ノ中ノ僧/康正ハ当寛政己酉迄三百三十餘年ニ成」とあり、これによれば、奥書の筆者名切取部は、然室天叟か。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.15) | |||
【請求記号】 | 一-C-9 | |||
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【書名】 | 史記〔桃源鈔〕一百三十卷 闕本紀四・七 | |||
【編著者】 | 釈瑞仙抄 | |||
【書写事項】 | 永禄七年(1564)写本(寄合書) | |||
【巻冊】 | 大二十冊 | |||
【書誌事項】 | 改装淡縹色無地表紙 書題簽「史記桃源鈔(篇名/幾之幾)」 書形27.5×20.9㎝ 無辺無界毎半葉12行毎行30字乃至40字字高約22.8㎝ 本紀第六末、第八末、列伝第六十八末、巻末に文明九年(1477)瑞仙本奥書あり 巻第八十四列伝第二十四冊首、又同冊巻第九十列伝第三十末に識語あり 書写奥書「永禄七年八月廿四日 書了」 本文同時期朱引・朱句読 印記「米沢蔵書」 | |||
【解題】 | 『史記抄』は文明八年から九年(1476〜77)、当時近江・永源寺に応仁の乱を避けていた桃源瑞仙が門弟らに「史記」を講説した口語仮名抄で、本書の巻末本奥書にも「…文明丁酉夏五月初九日是亦村僧書於翠微深処之軒…」とある。識語には、「此書与前一帙今分以為二策也」(巻第八十四列伝第二十四冊首)又「此巻 大昌天隠翁借以備一覧/在余寔袞栄也而童汗手之/為炉火所焼焉親写補書/見還千載之後青志外史/学者庶幾知為我家焦/尾也」(同冊巻第九十列伝第三十末)とある。 首「史記集解序」「補史記序」「史記索隠序」「史記正義序」「三皇本紀」各抄、本文巻首「五帝本紀第一 史記一」巻末「太史公自序第七十」(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.18) | |||
【請求記号】 | 一-C-(16) | |||
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【書名】 | 実語教童子教 | |||
【編著者】 | ||||
【書写事項】 | 明応六年(1497)藤千代麻呂写本 | |||
【巻冊】 | 大一冊 | |||
【書誌事項】 | 改装渋引表紙 旧共紙表紙(後補)見返し裏貼付 見返し金銀切箔野毛押し雲母引間合紙 打付書「実語教/童子教」 書形26.6×20.2㎝ 無辺無界毎半葉6行毎行10字字高約22.5㎝ 奥書「明応六年強圉鶉火涂月上澣日 於/蓬莱方丈瀛州之里書之/藤千代麻呂」 識語「宝寿院」「堯慶」(旧共紙表紙)又「寛政八丙辰年四月日加修補也 堯慶」(旧裏表紙) 本文同筆朱雁金点、合符、墨筆十二点、片仮名、振仮名 印記「木正辞章」「雲邨文庫」 | |||
【解題】 | 書写者藤千代麻呂については、未詳であるが、字様によれば少年とも思われる。 (『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.18) | |||
【請求記号】 | 一-C-18 | |||
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【書名】 | 職原鈔二巻 | |||
【編著者】 | 北畠親房撰 | |||
【書写事項】 | 文禄三年(1594)写本 | |||
【巻冊】 | 半二冊 | |||
【書誌事項】 | 〔原装〕栗皮表紙、本文楮斐交漉紙 書題簽「職原集上(下)」 書型23.6×16.3㎝ 単辺17.3×12.9㎝ 有界毎半葉9行毎行18字 本文同筆識語「見恵」(末) 書写奥書「文禄三年黄鐘下澣於于竜阜書写焉也」 本文同筆朱引・朱句読、墨筆返点・送仮名 | |||
【解題】 | (『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.19) | |||
【請求記号】 | 一-C-19 | |||
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【書名】 | 禅儀外文臆断二巻 | |||
【編著者】 | 釈師錬(虎関)撰 興勗(道樹)臆断 | |||
【書写事項】 | 天正三年(1575)釈玄興等写本 | |||
【巻冊】 | 大二冊 | |||
【書誌事項】 | 原共紙表紙(改装後内扉) 改装縹色無地表紙 後補紅紙書題簽「禅儀外文臆断上(下)」 原表紙打付書「示単人義外文金少上(下)」(「禅儀外文鈔」解字) 書型25.7×19.3㎝ 無界毎半葉14行毎行30字内外字高約22.5㎝ 本奥書「道樹和尚自筆云/禅儀外文集之臆断両冊八十七紙天文八年歳/次己酉十一月十二日於道樹笏室書畢/歳七十四之全枝在判」 別筆書写奥書「天正乙亥穐七月日之十三憑伏絶学寮中之受/祝予殊卓光久琮俊冲碩貞之十餘輩半日/騰写之了珍々重々虚白叟書焉」 | |||
【解題】 | 本書は、書写奥書にあるように寄合書である。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.21) | |||
【請求記号】 | 一-C-20 | |||
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【書名】 | 古文孝経〔抄〕一卷 | |||
【編著者】 | 清原枝賢述 曲肱斎聞書 | |||
【書写事項】 | 文禄二年(1593)藤原盛政写本 | |||
【巻冊】 | 大一冊 | |||
【書誌事項】 | 原装縹色無地表紙 包背装 〔原〕書題簽「孝経抄 全」 書型25.7×20.3㎝ 無界毎半葉12行毎行28字内外字高約21.5㎝ 書写奥書「為清家累代蘊奥抄 余老師曲肱斎就雪庵道白公不別時/別儒学而自浅到深而四書六籍等秘点密抄習写矣 吾子依/性緩怠倦孝悌故温故致新住思孝道興志請師戒外見/不耻悪書邑令間自握管城子令写之畢時文禄二載弥生/望日三十郎盛政(花押)」 本文同筆朱引・朱句読、墨筆合点 印記「木正辞章」 | |||
【解題】 | 孝経は、十三経の一で、曾参の門人が孔子と曾参との孝道に関する問答を筆録したものといわれる。日本には早く伝わり、養老律令には孝経に関する学令が規定されていて、孔・鄭二注の行なわれたことが知られる。 本書は、孝経本文は「某々ーー」と略載し、続いて経伝を注釈したもの。間々「環抄云」として清原宣賢(号環翠軒)説を引き、奥書にあるように、宣賢の子業賢、もしくは孫枝賢(雪庵道白)の講説を某が聞書したものと思われる。本書と同系の抄には、京都大学付属図書館清家文庫蔵元亀四年写本、龍谷大学図書館蔵〔室町初期〕写本がある。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.14) | |||
【請求記号】 | 一-C-54 | |||
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【書名】 | 暦図(外題) | |||
【編著者】 | ||||
【書写事項】 | 〔天文十三年(1544)〕写〔永禄六年(1563)〕加筆 | |||
【巻冊】 | 半一冊 | |||
【書誌事項】 | 原装本文共紙表紙、新補淡香色地花菱文様研出覆表紙 原表紙中央打付書「暦図」、改装表紙書題簽「暦図〈天文十三年書写/永禄六年加筆〉」 書型24.3×16.7㎝ 単辺19.6×13.6㎝ 有界毎半葉10行4段 本文自寛正三年(1462)至天文十三年(1544)、別筆加筆至永禄六年(1563)(毎半葉8行3段) 印記「雲邨文庫」、他原表紙に印文不明朱壷印 | |||
【解題】 | 首に紀法之図、「暦昔日丁林初日出故謂之暦也後子代看(添仮名「コヨミ」)引暦林之事/故倭国暦謂之子代看也或曰天竺有草自一日生一葉至/三十日三十葉即晦日枯畢其後此草根丁林云者出生説/暦道令暦家丁林曰書也」の序文あり。本文は寛正三年(1462)より天文十三年(1544)まで。これに引き続き別筆にて永禄六年に至る加筆あり。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.28) | |||
【請求記号】 | 一-C-35 | |||
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【書名】 | 観世流謠本 源氏供養 定家 | |||
【編著者】 | ||||
【書写事項】 | 天正三年(1575)写本(観世左近元尚跋) | |||
【巻冊】 | 小一帖 | |||
【書誌事項】 | 改装〔江戸前期〕褐色絹地金泥桔梗ツワブキ描表紙、綴葉装、本文斐紙 後補丹色絹地金泥尾花下絵題簽「源氏供養 定家」 書型17.2×12.2㎝ 無界毎半葉6行毎行14字内外字高約14.0㎝ 奥書「観世左近/天正三年霜月九日元尚(花押)/兼加[点]」 本文同筆墨筆ゴマ点、直シ | |||
【解題】 | (『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.16) | |||
【請求記号】 | 一-C-12 | |||
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江戸時代 |