書誌のオンライン検索 岩崎文庫 善本 画像データベース

財団法人 東洋文庫 所蔵 

岩崎文庫 善本 画像データベース


 この画像データベースは、岩崎文庫の善本のうち、日本において、奈良朝—平安朝期に書写された漢籍の古写本を選んで、全頁資料として作製したものである。中国では唐代に当たる時期の写本で、他には殆ど存在しない貴重な古文献の資料である。  

インターネット・エクスプローラで画面表示が出ない場合があります。その場合には、ChromeFirefox などを使ってください。
Internet Explore 有時不能表示畫像,屆時若用 ChromeFirefox,就可以表示出。


2007/3/22公開 8/24解題追加 10/31画像追加
日本学術振興会 平成18〜科学研究費補助金の成果です。

分類別リスト書名リスト

国宝
重要文化財
奈良時代
平安時代
鎌倉時代・南北朝
 経部
 国書
【書名】金記諸会
【編著者】谷阿闍梨記 釈眞舜加點
【書写事項】建久三年(1192)写本
【巻冊】一帖
【書誌事項】楮生漉表紙、升形粘葉装
打付書「金記諸会」
表紙「o」(梵字)「台嶺北谷」「蓮花院蔵」
書形18.3×15.6㎝ 押界界高18.1㎝
毎半葉7行毎行13字内外
校点奥書「建久三年七月十七日於尊重護法寺/三昧堂点了」
見返し「真舜」墨署、慈孝の書附箋貼付、裏表紙に享和二年(1801)慈孝朱書識語あり
本文同筆朱片仮名・ヲコト点(宝幢院点)・四声点・節博士・眉上校異注、本文同時期別筆朱声点・字音片仮名、〔鎌倉中期〕墨筆片仮名
【解題】慈孝朱書二種は、「此記ハ谷ノ旧記(もと「説」字墨筆訂正)也本ト胎供養会并諸会○金成身/及諸会具足ス今マ但タ存此一本ヲ先餘ラ可シ/惜(墨補入「可宝護」)世流布ノ本ハ(朱注記「青門主実助所伝」)真言以漢字書ス今梵字尤モ(もと「更」字墨筆重書訂正)好/○此本毘門室所伝 慈孝記ス」「桓武御子葛原親王第六世平忠盛朝臣以鎮将夜叉像/安毘沙門堂号尊重護法寺/享和二壬戌年十一月朔日/愛宕山長床坊兼毘沙門堂行厳/院大僧都慈孝識/此諸会ク全谷ノ阿闍梨ノ記也世間現行本ハ/以漢字ヲ書真言ヲ今此記以梵字書/真言傍添漢字梵漢正可秘蔵也」とある。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.6)
【請求記号】一-C-46
画像

【書名】字鏡(外題) 存〔巻下〕
【編著者】闕名者撰
【書写事項】〔鎌倉後期〕写本
【巻冊】特大二冊
【書誌事項】〔室町期〕改装香色地打曇金銀泥草花下絵表紙、見返し金銀切箔砂子散、原装一冊粘葉装、本文斐紙(下冊第71丁以下別種斐紙)
遊紙裏打付書「字鏡」、上冊扉「世尊寺伊房卿字尽」極札貼付
書型32.5×27.5㎝ 押界30.0×24.6㎝
毎半葉6行4段
本文同筆朱訓差声点・四声点・合符、〔室町中後期〕墨注
印記「茂内/道順」「□□□/図書印」
【解題】(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.7)
【請求記号】一-C-17
画像

【書名】法隆寺阿弥陀院太子画像并舞楽図
【編著者】舞楽図 釈善寛画
【書写事項】法隆寺阿弥陀院太子画像 〔南北朝〕写 舞楽図 永仁六年(1298)釈善寛自筆本
【巻冊】巻子一軸
【書誌事項】新補渋引表紙、法隆寺阿弥陀院太子画像に続いて舞楽図貼付
法隆寺阿弥陀院太子画像
 紙型26.6×36.0㎝
 巻首識語「三帖内第三」「奉安置法隆寺阿弥陀院御堂」
 巻末識語「応永十年癸未二月廿五日儲之/清祐」
舞楽図
 楮斐交漉紙
 巻末識語「上□太子御写□□三/如別記」
 書写奥書「永仁六年戊戌六月二日於法隆寺金光院書了/執筆金剛仏子善寛〈生年/廿六歳〉」
 識語「于時応永十年癸未二月二十五日買得畢/阿弥陀院住清祐」
印記「塚本家蔵図書」
【解題】本書は、識語によれば、応永十年(1403)、清祐が得た時には、既に合綴されていたものである。(『岩崎文庫貴重書解題Ⅰ』p.9)
【請求記号】四-D-1
画像
室町時代
江戸時代