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梅原郁編『唐宋編年語彙索引』データベース

凡 例

東洋文庫「中国社会経済史用語解の作成グループ」(代表者 斯波義信)


(1) 本データベースの基となったものは、梅原郁氏が先年東洋文庫に寄贈された、氏自身の作成にかかる唐宋元明史料の基本語彙約15万件の索引である。 東洋文庫「前近代中国研究班 中国社会経済史用語解の作成グループ」が整理を加え、逐次データベースとして公開し、いずれ冊子体の形で刊行することを期している。 本データベースは、これまで整理を完了させた約34,000件のデータベースである。

(2) 本データベースは、下記(7)の唐宋時代の編年史料について、主要な語彙、約34,000を抽出したものである。ただし、語彙の抽出にあたっては、あくまで編者の研究上の関心を第一としているため、必ずしも網羅的なものとはなっていない。また各語の末尾にアスタリスク*を付したもののように、原文どおりではなく、内容を要約した語彙が少なからず含まれる。

(3) 本索引の底本としては、原則として編者が参照したテキストを用いたが、利用者の便宜を考慮して、一部はより汎用性の高いものを採用した。 各語の数字は各本の巻数と頁数(もしくは葉数)をあらわし、とくに影印本については、葉数の表裏をそれぞれa、bで示した。

(4) 標出語彙の排列は1字目の文字の五十音順に従い、同音の場合は筆画順とする。原則として漢音を用いるが、部分的には慣用的な読みを優先させるなど、必ずしも一定していないところがある。

(5) 標出語彙のうち、衍字を含め、明らかに原文の誤りと思われる文字には亀甲括弧〔 〕を附して示すとともに、誤字に関しては、括弧の直前に訂正した文字を掲げた。 また校訂者の判断で補足説明をした場合は、パーレン括弧( )を附してこれを明示した。

(6) ユニコード表にない文字は、主要な構成要素に分解した形で示した。

(6) 本データベースで用いた史料の底本と略称は下記のとおりである。
『五代会要』30巻 上海古籍出版社 1978年排印本
『冊府元亀』1000巻 中華書局 1960年影印本
『東都事略』130巻 古典研究会(汲古書院)1978年影印本
『皇宋十朝綱要』(『十朝綱要』と略称)25巻 文海出版社1967年影印本
『建炎以来繋年要録』(『繋年要録』と略称)200巻 文海出版社1968年影印本
『宋史全文』36巻(文淵閣四庫全書本) 上海古籍出版社1987年影印本
『宋会要輯稿』(『宋会要』と略称) 中華書局1957年影印本





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