宋会要輯稿 食貨編 社会経済用語データベース

凡 例

         
1.一般経済史ならびに財政史にかかわる用語を採録し、法制史用語、官文書用語、吏語や度量衡単位はおおむね割愛した。

2.北平図書館影印『宋会要輯稿』を底本とし、用語の掲げ方としては食貨門(検田雑録、農田雑録、営田雑録…)における標目の各序数、葉数、表(a)・裏(b)、行数を示した。行数の算出は、項目(標題)の行をも含めた各葉の実際の行数によった。双行小字は2行を1行と数え、一葉すべてが双行小字の場合は各行ごとに数えるのを原則とした。

3.同じ葉数のなかに同一用語が複数行にわたる場合、原則として最初の行に見える用語を採録した。

4.各用語は『宋会要輯稿』に記載されているとおりに採録することを原則としたが、誤りと思われる文字(衍字を含む)、補足をした文字(補足説明や脱字を含む)については次のように示した。                    
1) 誤りと思われる場合、正した文字を挙げ、その次に原文の文字をキッコー括弧〔 〕を附して示した。衍字もキッコー括弧を附して示した。
例  拘〔抱〕収 5,28b,5
2) 採録者の判断で補足をした場合、その文字をパーレン括弧( )を附して示した。
例  物力(銭免除基準) 5,29a,10 61,19a,10
3) 原文の文脈から用語を造った場合、パーレン括弧( )を附して示した。
例  (租税四類二十七品) 70,1a,3
4) 原文が欠字の場合、四角□を挿入して示した。
例  水災(濱□倉州) 68,113a,4


5.異体字・俗字・略字等は、原則としてこれを常用する漢字に統一した。
例  粮→糧  筭→算

また頻出する誤字については、逐一訂正する煩を避け訂正したものもある。
例  巳→已

6.採録した用語の文字に検討の余地がある場合、疑問符?をつけてこれを示した。