atoingashu011
203/218
◎鵜飼ひ (紹興) 永い白亞の續く町裏の流れに沿ふてなめらかな水が漂ふ、晝下りの陽ざしを受けて一隻の鵜飼船が小波をたてゝすべり出すと魚をあさる鵜の群が水面をかき亂す。水の町紹興の白日はいとも長閑に江南の春は今闌である。 (印畫の複製を嚴禁す)//◎鵜飼ひ (紹興) 永い白亜の続く町裏の流れに沿ふてなめらかな水が漂ふ、昼下りの陽ざしを受けて一隻の鵜飼船が小波をたてゝすべり出すと魚をあさる鵜の群が水面をかき乱す。水の町紹興の白日はいとも長閑に江南の春は今闌である。 (印画の複製を厳禁す)
元のページ