atoingashu011
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◎牛糞を拾ふ (蒙古) 草木の少ない蒙古沙丘地帶では牛糞は唯一の燃料とされ、乾燥貯藏して冬季の用意に備へるため老少、婦人等は籠を下げて集めて步く。牧草を漁る放牛の群、松葉搔きを手にした老爺の姿、遙か草原の地平にかすむオボの配列など蒙古ならでは見られぬ圖である。 (印畫の複製を嚴禁す)//◎牛糞を拾ふ (蒙古) 草木の少ない蒙古沙丘地帯では牛糞は唯一の燃料とされ、乾燥貯蔵して冬季の用意に備へるため老少、婦人等は篭を下げて集めて歩く。牧草を漁る放牛の群、松葉掻きを手にした老爺の姿、遥か草原の地平にかすむオボの配列など蒙古ならでは見られぬ図である。 (印画の複製を厳禁す)
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