atoingashu010
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●汨水のほとり(湘陰近く) 昔楚の屈原が國王の謫する處となり、この河畔に容れられざる風懷を行吟し世俗を慨して投江したと傳へらるる汨水は、湘陰の北にあり一名を汨羅水と呼ばれて居る。今はたゞ楊柳を徭る風もなき水明の江岸に立ちて、墝季の現世に千古の情韻離騷を偲ぶのみである。 (印畵の複製を嚴禁す)//●汨水のほとり(湘陰近く) 昔楚の屈原が国王の謫する処となり、この河畔に容れられざる風懐を行吟し世俗を慨して投江したと伝へらるる汨水は、湘陰の北にあり一名を汨羅水と呼ばれて居る。今はたゞ楊柳を徭る風もなき水明の江岸に立ちて、墝季の現世に千古の情韻離騒を偲ぶのみである。 (印画の複製を厳禁す)

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