atoingashu009
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●釣魚臺普濟寺(安奉沿線) 橋頭より南一里半あたり細河の溪流漸く屈曲して峽流を出づる處、深潭に臨み曲水を壓して峙つ巨巖が釣魚臺である。石階を昇れば普濟寺あり、老松絕壁に滴る對岸の懸崖より望めば碧水を隔てゝ丹碧長磴の影を映す樣は麗はしく、特に雨に煙る姿は蜃氣樓の如く一しほと云はれて居る。 (印畵の複製を嚴禁す) //●釣魚台普済寺(安奉沿線) 橋頭より南一里半あたり細河の渓流漸く屈曲して峡流を出づる処、深潭に臨み曲水を圧して峙つ巨巌が釣魚台である。石階を昇れば普済寺あり、老松絶壁に滴る対岸の懸崖より望めば碧水を隔てゝ丹碧長磴の影を映す様は麗はしく、特に雨に煙る姿は蜃気楼の如く一しほと云はれて居る。 (印画の複製を厳禁す)
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