atoingashu009
          
49/186
        
        
          ●粟の刈入れ(北滿) 當時は一風一雨の動きにも喜憂におのゝきつゝ耕した侵晨帶月の建設の勞苦もやゝ酬いられて、今穫入れの畑地に鎌を入れる村人の胸中を思ふと、僅かな辛苦の粒々にも異境の荒蕪地に續けられて來た忍從の試鍊が偲ばれて淚ぐましい。 (印畵の複製を嚴禁す)//●粟の刈入れ(北満) 当時は一風一雨の動きにも喜憂におのゝきつゝ耕した侵晨帯月の建設の労苦もやゝ酬いられて、今穫入れの畑地に鎌を入れる村人の胸中を思ふと、僅かな辛苦の粒々にも異境の荒蕪地に続けられて来た忍従の試錬が偲ばれて涙ぐましい。 (印画の複製を厳禁す)
        
        
          元のページ