atoingashu009
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●秦淮のどよめき(南京) 秦の始皇帝が金陵に王氣ありとの言を信じこれを掘鑿したものと言はるゝ秦淮河の河畔は、隋唐以來風流狹斜の巷となり絃歌さゞめく畫舫に江南美妓の柳桃艷姿を唱ふた處であるが、民國となり取締嚴しく往昔の俤は見られず尚僅かに名殘を止め、夫子廟附近には寄席、觀覽物飲食店等軒を並べ雜杳を極めて賑ふて居る。 (印畵の複製を嚴禁す)//●秦淮のどよめき(南京) 秦の始皇帝が金陵に王気ありとの言を信じこれを掘鑿したものと言はるゝ秦淮河の河畔は、隋唐以来風流狭斜の巷となり絃歌さゞめく画舫に江南美妓の柳桃艶姿を唱ふた処であるが、民国となり取締厳しく往昔の俤は見られず尚僅かに名残を止め、夫子廟附近には寄席、観覧物飲食店等軒を並べ雑杳を極めて賑ふて居る。 (印画の複製を厳禁す)

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