atoingashu009
144/186
●陽和臺(山西・陽高) 平綏線は張家口から外邊長城の内側に沿ふて大同に向つて走る。北方の連丘に隱見する長城の廢墟や墩臺を眺めながら、蕭條たる平野や丘陵の中に耕された畑地や羊群の放牧を見送りつゝ山西に入ると間もなく陽高の驛がある。大同の手前の小驛で昔時塞外通商の要地として明の頃には陽和總督廳の置かれた跡である。 (印畵の複製を嚴禁す)//●陽和台(山西・陽高) 平綏線は張家口から外辺長城の内側に沿ふて大同に向つて走る。北方の連丘に隠見する長城の廃墟や墩台を眺めながら、蕭条たる平野や丘陵の中に耕された畑地や羊群の放牧を見送りつゝ山西に入ると間もなく陽高の駅がある。大同の手前の小駅で昔時塞外通商の要地として明の頃には陽和総督庁の置かれた跡である。 (印画の複製を厳禁す)
元のページ