atoingashu009
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●春寒し(彌榮村) 北滿の春はスンガリーの流れと共にその沿岸から甦りの音信がつたへられて、哈爾濱あたりから半歳振りの樂しい音便が佳木斯の碼頭に着く頃になると移民村にも春の萠しが訪れる。耕地から播種にかゝる四月末頃でもともすれば地上一面春の淡雪に包まれる。 (印畵の複製を嚴禁す)//●春寒し(弥栄村) 北満の春はスンガリーの流れと共にその沿岸から甦りの音信がつたへられて、哈爾浜あたりから半歳振りの楽しい音便が佳木斯の碼頭に着く頃になると移民村にも春の萌しが訪れる。耕地から播種にかゝる四月末頃でもともすれば地上一面春の淡雪に包まれる。 (印画の複製を厳禁す)

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