atoingashu002
93/186

●絕壁を通ずる索道(三峽) 峽中江岸の住民は四隣の交通に唯一水路にのみ據ることは出来ない。絕壁の中腹に僅かに求めた索道の通路に近い隣村への用達位はする。 脚下數百尺の下長江の流れをのぞみ、峰の白雲に心をやり、偶には山猿の鳴聲に旅情をそゝられるのも索道通ひの旅のすさびだ。(印畫の複製を嚴禁す)//●絶壁を通ずる索道(三峡) 峡中江岸の住民は四隣の交通に唯一水路にのみ拠ることは出来ない。絶壁の中腹に僅かに求めた索道の通路に近い隣村への用達位はする。 脚下数百尺の下長江の流れをのぞみ、峰の白雲に心をやり、偶には山猿の鳴声に旅情をそゝられるのも索道通ひの旅のすさびだ。(印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 93

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です