atoingashu002

73/186

●雨後の巫山峽　巫山峽は三峽中の最も雄なるもの、布袋口より上航縣城の境界に至る三十哩の間、高巒深壑相對するところに兩岸の巉崖は大江の水を著しく狹めて、物凄い程の自然の大パノラマを作る。　巫山十二峰は北岸に聳ゑ連なつて、卓落として天に迫り地を壓して揖航の船は哀れにも水上の蟻の如く小さい。巫山には昔夏禹神女から符書を授かつた傳説を殘して峽中の景色を一層神秘化させて居る。（印畫の複製を嚴禁す）／／●雨後の巫山峡　巫山峡は三峡中の最も雄なるもの、布袋口より上航県城の境界に至る三十哩の間、高巒深壑相対するところに両岸の巉崖は大江の水を著しく狭めて、物凄い程の自然の大パノラマを作る。　巫山十二峰は北岸に聳ゑ連なつて、卓落として天に迫り地を圧して揖航の船は哀れにも水上の蟻の如く小さい。巫山には昔夏禹神女から符書を授かつた伝説を残して峡中の景色を一層神秘化させて居る。（印画の複製を厳禁す）

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です