atoingashu002
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●巫山峽中の信號場巫山十二峰の山裾が深く江中に食ひ入つて、山稜の角度は或ものは三十度或ものは六十度、或ものは九十度に近い直角を現はして屏風のやうに壁立する。船は急湍に揖して一角の巉崖を送ればまた一角を迎へて幾十の曲折、枚擧に遑がない。從つて船航には極めて危險であるので、峽中の諸所に十字のポールを立てゝ上航下航の信號とする。(印畫の複製を嚴禁す)//●巫山峡中の信号場巫山十二峰の山裾が深く江中に食ひ入つて、山稜の角度は或ものは三十度或ものは六十度、或ものは九十度に近い直角を現はして屏風のやうに壁立する。船は急湍に揖して一角の巉崖を送ればまた一角を迎へて幾十の曲折、枚挙に遑がない。従つて船航には極めて危険であるので、峡中の諸所に十字のポールを立てゝ上航下航の信号とする。(印画の複製を厳禁す)
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