atoingashu002
21/186

●河水淸(灤河)山むらさきに香ひて、天[そら]の雲黎明の光に輝くとき、地上の河は永しへに淸き流れをみだして曲水を描く。年新たにして、原始の自然はおごそかなる人類への聖壇の如く、素練の絹を流したらんごとき涓滴の河水も一脈の生動を與へて、世界の極[はて]にまで、曙の色の中に甦る生命のおとづれを傳へる。(印畫の複製を嚴禁す)//●河水清(灤河)山むらさきに香ひて、天[そら]の雲黎明の光に輝くとき、地上の河は永しへに清き流れをみだして曲水を描く。年新たにして、原始の自然はおごそかなる人類への聖壇の如く、素練の絹を流したらんごとき涓滴の河水も一脈の生動を与へて、世界の極[はて]にまで、曙の色の中に甦る生命のおとづれを伝へる。(印画の複製を厳禁す)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 21

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です