第一回 | 2024年5月25日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 毛沢東の哲学と思想:
有名な2大哲学論文「矛盾論」と「実践論」を分析し、そこに含まれる「落とし穴」について考えていきます。 |
第二回 | 2024年6月29日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 毛沢東と魯迅:
毛沢東が仮に建国後魯迅に会っていたら、という仮想をテーマに、毛沢東の知識人に対する見方を考えていきます。 |
第三回 | 2024年7月27日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 階級闘争と大衆路線:
毛沢東は死ぬまで階級闘争に拘っていました。また「大衆路線」を強調したのが毛沢東ですが、彼にとって階級とは何か、大衆とはどういう意味なのか、そのことを通して彼のマルクス主義理解に迫ります。 |
第四回 | 2024年9月28日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 反右派闘争の展開と結末:
建国後の中國現代史における転換点となった1957年の反右派闘争の展開とその結末を振り返り、そこに凝縮された毛沢東の思想と行動の特徴を探ります。 |
第五回 | 2024年10月26日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 大躍進と大飢餓:
毛沢東のユートピア思想に煽られて、全国が土法高炉による鉄つくり運動と、無料と食事ができる公共食堂を備えた人民公社に熱狂した結果、3千万人ともいわれる膨大な餓死者を生み出す悲惨な結果がもたらされました。そのメカニズムについて分析します。 |
第六回 | 2024年11月30日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 彭徳懐の悲劇:
そうした無謀な大躍進・人民公社化運動の修正を求めた国防相彭徳懐が毛沢東に意見した結果、毛沢東は激怒し、彭徳懐とその同調者は失脚し、彼自身文化大革命において命を落とすことになりました。 |
第七回 | 2024年12月21日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 毛沢東の政治経済学:
このような無理な政策の基礎にあったのが毛沢東の経済思想、とくに「矛盾の経済学」でした。彼の政治経済学を鄧小平の経済学と対比して論じます。 |
第八回 | 2025年1月25日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 文化大革命と毛沢東:
大躍進と並んで革命後の2大悲劇である文化大革命の発生と展開、そのメカニズムを追い、毛沢東の求めた「継続革命」の悲劇の本質を考えていきます。
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第九回 | 2025年2月22日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 毛沢東と周恩来:
毛沢東と周恩来が、革命と建国後にどのような関係を持ち、皇帝である毛沢東に臣下である周恩来が屈従していった歴史を探ります。 |
第十回 | 2025年3月29日 | 土曜日 | 10:00〜11:30 | 教室:附属棟2階 | 毛沢東をどう評価すべきか:
これまでの考察に基づき、毛沢東をカリスマ的教祖として描き、毛沢東が現代に遺した遺産、とくに政治・社会の統治原理について分析する。補論として、マルクスからレーニン、レーニンからスターリン、そして毛沢東に至る「マルクス教」の系譜を振り返ります。 |